ゆめカフェ

夢叶うサードプレイス

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる

NHKの番組で、たい焼きが誕生したきっかけを知った。

おもしろい。

 

ある兄弟が、大学在学中に

両親の事情で、突然学費を稼がなくてはならなくなった。

 

大判焼きを売ろうと思いついたものの

「同じ商品じゃ後追いになる」

 オリジナリティをどう出していくか。

 

「もっとおいしくする? もっと安くする?」

いやいや、すでにこのままでおいしいし、

これ以上安くしたら、売っても売っても、もうからない。

 

では、形を変えてみよう。

亀、うさぎ、ホームランボールと

いろいろやってみたけど、売れない

うーん、どうしよう。

※鶴見慎吾さんの演技がおもしろすぎ。

「無理をいって、大学生の役をしていただいています」という

テロップもおもしろすぎ。家族でおなかをかかえて笑った 

 

ところが、傍らでたまたま焼いていた

鯛の形が一番売れた。本人たちもびっくり。

 

狙っていたメインは当たらなくて、

まったく期待していなかったサブが当たる。

 

ビジネスでも学術研究でも、よくそういう話を聞く。

何が当たるか、発明した本人も最初は分からない。

だれもわからない。

 

近道も、魔法のルールもなくて、

けっきょく、あれやこれや思いつくまま

手あたり次第にやってみるしかないんだろうな。

 

じつは、まさ出版も

2年前にスタートした当初、

これだと思いついては、あれこれ試していましたが、

大外れの連続。

 

そんなとき、 たまたま人から頼まれて始めたのが、絵本づくり。

私はライターだから、

文章メインの本ばかり企画していて、

絵がメインの本なんて

2年前はまったく思いつきもしなかった。

でも、これまででもっとも、反響があったのは、絵本だった。

 

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる

の精神でご縁があったことに

一生懸命取り組んでいきたいと思っている。