ゆめカフェ

夢叶うサードプレイス

夢ってすぐそばにあるものなんだ

 

 

自分の夢は何かーーー。

夢を見失ってから、ずっと探し続けてきた。

 

あずの夢を叶える経験は、

泣いたり笑ったり怒ったり、かけがえがない時間だった。

でも、じゃあ自分の夢は何かと言われると、やっぱり分からない。

けっきょく、絵本作家の夢はあずのもの。私が絵本作家になりたいわけではない。

もう一度、自分と真剣に向き合った。

 

私の夢は何? 

やりたいことは何? 

ワクワクすることは何?

 

いくら考えても、夢は見つからなかったけれど、

はっきりわかっていることが、ひとつだけあった。

 

雑誌ライターの仕事は、もうこれ以上続けたくないということ。

 

やりたくないことを辞めることも立派な一歩だ。

では、今できることは何か。

手あたり次第、アルバイトの面接を受けて、ハローワークにも行って、

唯一、採用されたのが、特別支援学校の教師だった。

 

大変な仕事だけど、気がついたら、十分満たされていた。

毎日仕事がある。笑えることがある。

人の役に立っていることを実感できる瞬間がある。

ごはんがおいしくて、よく眠れる。

もう十分幸せだ。

 

夢だって、今はちゃんとある。

山猫軒みたいな白パンを自分で焼けるようになること。

 

ずーっと探し続けてきたけれど、じつは、

夢ってすぐそばにあるものなんだ

 

夢というと、何かたいそうなこと、というイメージがあるけれど、

私にとっての「夢」のカタチは、もっと身近なこと。 

 

毎日の暮らしというベースが、どーんと中心にあって、

その延長線上に、「こんなことやってみたいな」という夢がある。

私にとって、

夢は毎日の暮らしを引き立ててくれるスパイスみたいなもの。

夢があることで、いつもの暮らしが、生き生きと輝き始める。