ゆめカフェ

夢叶うサードプレイス

2020-02-09から1日間の記事一覧

CHAPTER3夢見ヶ崎の夢見るミニミュージカル  プロローグ

「絵本から育っていく夢」 小さな冊子として誕生した『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』は、大型絵本、紙芝居、ハードカバー版、マップ、駅の案内板、A3絵本……とさまざまなカタチになり、図書館や小学校、児童施設で見ることができます。さらに、朗読コ…

夢ファイル プロローグ

「次はおぬしが夢をかにゃえる番じゃ」 夢が叶う街、夢見ヶ崎。この地は夢がかなうところ。今度は、あなたが埋もれていた夢を掘り起こし、叶える番です。このブログでは、夢見ヶ崎に住む人や夢見ヶ崎にかかわりがある人を中心に、叶えたい夢を集めた「夢ファ…

CHAPTER2夢が叶う街、夢見ヶ崎「ひとりの主婦が絵本作家になる夢をかなえた物語」プロローグ

「絵本制作の裏舞台」 ここでは、絵本を制作した約1年半の舞台うらを紹介します。絵本のイラストを担当したあずは、3人の子どもを育てながらパートの仕事をする主婦です。絵本作家になりたいという夢を持ちながら、育児や仕事に追われ、20年間、絵筆を握…

CHAPTER1夢見ヶ崎歴史トリビア プロローグ

「物語の背景」 地域の歴史をテーマにした絵本『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』。夢見ヶ崎動物公園にすむ猫・ブサといっしょに、縄文時代までさかのぼって、タイムトリップする物語です。CHAPTER1では、夢見ヶ崎の歴史トリビアをご紹介します。時代と…

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』ミニミュージカル台本(シナリオ/塩田佳史)

イントロ(ムーのテーマ曲)2分 あーなんか面白いこと、ないかなあー(不満顔で) 学校でも家でも、勉強ばかりでつまんないんだよなー 一日中ゲームして、テレビ見ていたいのになあ。家じゃママにガミガミ言われてばかりだし、、、 なんか、こう面白いこと…

vol.12 「縁側」のように気軽に集える場をつくりたい【nanten(デザイナー)】

変化のめまぐるしい昨今、 サービスだとか場所が足りていないのはどこかな、と。 こんなスペースがあったらいいな、というラフな感じですが… 私が一人暮らしで、自宅での仕事という環境上、 特定の人としか会わない生活を送っているのですが、笑。 一人暮ら…

vol.11 夢を叶えるミニミュージカルの輪を広げたい【塩田珠希(ダンサー)】

夢見ヶ崎の夢見るミニミュージカルシリーズを、地元のこどもたち幅広い方に是非見て頂けたらなぁと、いう夢があります。 夢見ヶ崎をはじめ、川崎の保育園や幼稚園、父母会のイベントに是非読んでいただけたら、地元が舞台のおはなし、家族劇団でわくわくした…

【絵本誕生秘話vol.10】この地は夢がかなうところ、の巻

夢をかなえるためには、人と人がつながって、連携の輪を広げることが大切と、前のvol.9で書いたが、この地には、すでに地域の輪をひろげる場がある。 絵本プロジェクトと同じ年に立ち上がった、「~つながる ひろがる~ゆめみらい交流会」。幸区役所が…

【誕生秘話vol.9】夢をかなえるための秘訣、の巻

絵と文さえ仕上げれば、絵本は完成したも同然と思っていたけれど、ゴールの目前に一番大きなハードルが残っていようとは……。 絵本の制作期間は、企画の段階を含めると、およそ一年半。振り返ってみると、この間に数々の難関があったが、もっとも大変だったの…

【絵本誕生秘話vol.8】常識よりワクワクするほうを選ぶ、の巻

絵本のストーリーのなかで、もっとも大きな見せ場は、縄文時代、このあたり一帯が海だったという場面。このシーンを「最初」にもってくるか、「最後」にもってくるか。意見がまっぷたつに分かれた。 あずの描いた絵コンテでは、海のシーンが最後に登場する。…

【誕生秘話vol.7】ストーリーづくりでドツボにはまる、の巻

プロジェクトのメンバーと話し合ったのは、絵本をどんな人に読んでもらいたいか。ターゲットは、幼稚園、保育園、小学校低学年くらいまでの子供とその保護者。小さな子供でも理解しやすいように、テンポよく読めるように、短い文章にする。 しかし、ストーリ…

【絵本誕生秘話vol.6】新キャラクター初夢に登場する、の巻

初夢に、絵本の表紙が出てきたの――。保育園の帰り道、あずがつぶやいた。「それも、どこかで実際に見た映像じゃないかって思うくらい、はっきりとね。夢から覚めても鮮明に覚えてる」。「それどんな絵?」「忘れないうちにスケッチするよ」。 それから3日後…

【絵本誕生秘話vol.5】武蔵小杉の小さな公園から大きなヒントを得る、の巻

そもそもなぜ夢見ヶ崎動物公園の絵本をつくることになったのか、というハナシ。 じつは、幸区のプロジェクトがスタートした当時、「絵本」をつくるという発想はなく、地域の施設を紹介する「パンフレット」をつくる予定だった。 パンフレットの構成を企画書…

【絵本誕生秘話vol.4】ふつうの主婦が絵本作家になる夢をかなえる、の巻

「あずちゃんのことを紹介したいから、プロフィール文を考えてくれない?」「そうねえ……、パート勤めのふつうの主婦って書いといて(^^♪」。 この絵本の作者であり、絵も担当したあずは、表に出るのが苦手なタイプ。「あず」というペンネームも、本名を明かさ…

【絵本誕生秘話vol.3】プロジェクト開始早々につまずく、の巻

地域の歴史をテーマにした物語をつくる。そのためには、時代とともにどんなふうに形を変えてきたのか、時系列で知る必要がある。 この歴史調査で、しょっぱなからつまずいた。なにしろ、これまで家と職場を往復するだけの生活で、地域のことをまるで知らない…

【絵本誕生秘話vol.2】地域の歴史をテーマにする、の巻

夢見ヶ崎動物公園を舞台にした絵本を制作するにあたって、まず思い浮かべたのが、ニューヨークの動物園を舞台にしたテレビアニメ『ペンギンズ』。個性豊かな動物たちが繰り広げるコメディータッチのファンタジーだ。このストーリーのように、夢見ヶ崎動物公…

【絵本誕生秘話vol.1】まさ、絵本プロジェクトに参加する、の巻

2016年8月。フリーライターのわたしは、ある朝、文章が書けなくなった。何の前触れもなく、突然に。最初は自分の状況がよく分からなかった。明日になったら、1日休めば、もとに戻るだろうーー。 ところが、次の日も、その次の日も、何度繰り返しても同じ。…

【夢見ヶ崎歴史トリビア10】環境がV字回復したきっかけはひとりの主婦の声だった

川崎が日本一の「工業都市」だったことは教科書でもおなじみですが、その後、川や大気の汚染から、奇跡的な復活をとげた「環境都市」として、今注目を集めています。子どもの遊び場である自然を守りたい。ひとりの主婦の声をきっかけに、大きな輪となり、地…

【夢見ヶ崎歴史トリビア⑨】江戸城は夢見ヶ崎につくる予定だった

江戸城を築いたことで有名な武将、太田道灌。じつは夢見ヶ崎と深いつながりがあるんです。道灌は見晴らしの良い好立地に目をつけ、この地に築城を計画していました。しかしある晩、武将にとって大切な兜を鷲に持ち去られる夢を見て築城を断念。この伝説から…

【夢見ヶ崎歴史トリビア⑧】夢見ヶ崎動物公園には天地山海の神仏が集まる

夢見ヶ崎動物公園に初めて訪れたとき、驚いたのは動物の檻のすぐ隣に神社や寺があること。もともと街なかにあった天照皇大神、浅間神社、熊野神社、了源寺が、土地を確保しやすい加瀬山に移築されたのだそう。おかげで、天地山海の神仏が大集合。学業、健康…

【夢見ヶ崎歴史トリビア⑦】多摩川は「暴れ川」と呼ばれ氾濫を繰り返していた

野球やサッカー、サイクリングなど、市民の憩いの場として親しまれている多摩川の河川敷。でも、昭和初期まで多摩川は何度も氾濫を繰り返し、「暴れ川」と呼ばれて恐れられていたそうです。明治40年、43年と立て続けに大洪水に見舞われ、工場や家が大きな被…

【夢見ヶ崎歴史トリビア⑥】加瀬山には古墳が7つのこっている

「古墳の上に動物園!?」。夢見ヶ崎で初めて出会った歴史トリビアがこちら。しかも、1つや2つではなく、広場の片隅や小道、いたるところに7つものこっています。古墳時代、この地に有力な豪族が現れ、代表的な加瀬白山古墳は、全長87m、高さ10mと、関東…

【夢見ヶ崎歴史トリビア⑤】二ヶ領用水をつくったのは あの徳川家康だった

家康と言えば、将軍のお膝元・江戸。川崎との縁はあまり知られていませんが、「江戸の食料庫」としてこの地を重宝し、新田開発に取り組みました。二ヶ領用水は、農業用の水をひくために1597年から14年の歳月をかけて完成。当時の川崎は見渡すかぎり田んぼ。…

【夢見ヶ崎歴史トリビア④】JR南武線は 人ではなく「砂利」を運んでいた

南武鉄道(現在のJR南武線)が開業した1920年代より前は、主に馬車が使われていました。鉄道をつくった理由は、多摩川の川原で採取した砂利を運ぶこと。その名も「多摩川砂利鉄道」。旅客がメインになったのは、1930年代以降のこと。日本電気や富士通信機製…

【夢見ヶ崎歴史トリビア③】6000年前、加瀬山は海に浮かぶ「島」だった

幸区の歴史は、なんと縄文時代までさかのぼります。夢見ヶ崎動物公園がある加瀬山は、6000年前、海に浮かぶ島でした。自動車がなかった時代、船は食料や燃料を運ぶための重要な手段。海に囲まれた好立地を生かし、貿易で栄えました。当時の人がゴミ捨て場と…

【夢見ヶ崎歴史トリビア②】「越路」の前の地名は「恋路」知られざる伝説があった

加瀬山の近くにある「越路」は、明治まで「恋路」と呼ばれていたことをご存じですか? 地名にはこんな伝説が残されています。日本書紀にも登場するヤマトタケルがこの地で、オトタチバナヒメに出会った。ヒメに会うために、日吉から加瀬山へ通った道が、のち…

【夢見ヶ崎歴史トリビア①】歴史のナゾを解き明かした重要遺跡がラゾーナの下にある

縄文時代➡弥生時代の順番は、今では常識。でも長い間、専門家ですら、どちらの時代が先か分かりませんでした。それを明らかにしたのが、日吉分館のそばにあった南加瀬貝塚。貝塚の地層が、歴史のナゾを解き明かす決定的な証拠となったのです。貝塚の土は、洪…

夢見ヶ崎の夢見るミニミュージカル第四場

《四場 縄文時代~島と海~》 *BGMフェード・ダウン。信じられない……、という感じで目をこすりながら出てくるお父さんとお母さん。子どもは目をキラキラさせてでてくる。 ●子ども うみだ……!! ●お父さん ここは……どこだ……? ●お母さん ゆうひが きれい……!…

夢見ヶ崎のミニミュージカル第三場

《三場 江戸時代~田んぼ~》 *BGMフェード・ダウン。 *あたりをキョロキョロみわたしながら3人が出てくる。 ●子ども かえるさーん、ことりさーん。たしか このあたりで、なきごえがきこえたんだけど…… *お父さんがとおくを見渡すようなようす ●お父さん…

夢見ヶ崎の夢見るミニミュージカル 第二場

《二場 明治時代~工場と洪水~》 *BGMフェード・ダウン。 *子どもが目をかがやかせてかけだしてくる。お父さんとお母さんもつづけてでてくる。 ●子ども (むこうのほうをゆびさして)あそこだ、やっぱりチョコレートのにおいだ! たべたい、たべたーい。 …