夢ファイルを公開することで「人と人のつながり」をつくる
夢見ヶ崎の夢ファイルは、もともと、ちょっとした思いつきで作ったものだ。
原画展やミニミュージカルで、おまけの展示として公開したあとは、
私のパソコンにデータとして保存しているだけだった。
自宅に保管しているパネルを眺めていて、ふと思った。
ここに書いてある夢を、実現につなげるためには、どうしたらいいだろう。
夢を膨らませるヒントは、ブサの絵本を制作した経験の中にあった。
一番苦労したのは、絵本の内容ではなく、
CHAPTER②でも紹介したように、地域の歴史を調べることと、製本だった。
【誕生秘話vol.9】夢をかなえるための秘訣、の巻 - まさ出版の日記③ 夢見ヶ崎の夢ファイル
あの時は、一人で抱え込んで、疲労困憊してしまったけれど、
今振り返ると、地域の人とのつながりがあれば
簡単に解決する問題だった。
あのときの苦い経験があったからこそ、痛切に感じたこと。
夢をカタチにするには、
「人と人のつながり」が大切なんだ。
そうだ。
このパソコンに眠っている夢ファイルを、
ホームページにしてはどうだろう。
「こういうことがやりたい」と、夢を公開する場があれば、
「それなら、こうすればいいよ」と、教えてくれる人がいる。
「自分ができるから、手伝うよ」と、協力してくれる人が見つかる。
一人の知識では、限界がある。
一人でできることなど、たかが知れている。
ひとりひとりの力は小さくとも、束になれば、莫大なパワーが生まれる。
「夢パワー」がどんどん大きく膨らんでいく。
そんな場になるといいな、と夢見ている。