ゆめカフェ

夢叶うサードプレイス

夢叶うきゅん部屋ミニ講座

今回ゆめカフェにご招待したゲストは、整理収納アドバイザーのナッキーこと佐藤ナツキさん。ゆめカフェとのコラボにぴったりの「夢叶うきゅん部屋ミニ講座」です。

 

「きゅん部屋」ってご存じですか? ひとことで言うと、自分がHappyに過ごせる部屋。おしゃれなインテリアとか、すっきり片付いているとか、人から見た状態ではなく、「自分の心」が基準になっているのがポイントです。たとえ一般的なインテリアのセオリーとずれていても、きゅんと心ときめくなら、それが夢叶うきゅん部屋なのです。

 

では、きゅん部屋ってどんな空間だろう。自分にとっての理想の部屋を思い描いてみましょう。まず、思い込みの枠を飛び出すことが大切。人は知らず知らずのうちに、環境や情報、過去の経験によって固定観念に縛られているもの。お金も時間もたっぷりあって、場所も自由に選べるとしたら、どんな部屋に住みたい? 思いきって枠を飛び出して自分の心に聞いてみます。あなたは理想の部屋でどんな気持ちで過ごしていますか? 今その場にいるように、リアルに思い描きます。

 

今の環境で今すぐできること

 

ここで、きゅん部屋のシェアタイム。思い描いた理想の部屋について参加者同士で話し合いました。最近猫を飼い始めたというAさんは、猫と一緒にHAPPYに暮らせる部屋を模索中。猫が好むグッズを調べてあれこれ買いそろえましたが、「すぐに飽きて退屈しているように見えるんです、、」。困った様子のAさんに、「たとえば押し入れの一角を片付けたら、そこがお気に入りの場所になることもありますし、棚の引き出しが猫ちゃんの遊び場になるかもしれませんね♪」とナッキー先生。新たなアイテムを購入しなくても、今の環境でできることから始めてみる。ナッキー先生自身、狭くて窓から隣の家しか見えない都会の家を出て田舎に引っ越したいと考えた時期があったのだそう。でも、今の家でできることを試してみたら、いつの間にか理想のきゅん部屋が手に入っていました。きゅん部屋って遠い未来ではなく、今ここで実現できる身近なことなんですね。

 

これって部屋だけではなく、夢を叶えるときも必ずおさえておきたいポイント。すごいとほめられるからとか、人気があるからといった人基準ではなく、自分がきゅんと心ときめく夢を描くことが大切です。そして、その夢は今の環境で今すぐ実行できるのだ! 夢叶うヒントが盛りだくさんのワークショップでした。

ゆめカフェ2回目レポート ~ユメカで本当に夢が叶った話~

 

 第二回目のユメカワークショップがありました。小さな子どもがいるママ同士で情報交換をしたり、いやいや期まっただ中で奮闘中のお母さんに先輩ママが「後から思い返すとね、今が一番かわいい時期よ~♪」と声をかけたり。猫好きやクラフトビール好き同士が「うちの子(猫)を見に来てください」「今度のみに行きましょう」と意気投合したり、ユメカ交換会は時間を延長して盛り上がりました。

 

 ユメカってそもそも何? という方もいらっしゃったので、ワークショップが始まる前に自分の経験を交えて紹介させていただきました。ユメカは「夢叶うカード」の略。身近な小さな夢から大きな夢まで、このカードに書くと夢が叶うーー。そんな願いを託してネーミングを考えました。

 

 数日前、掃除をしながらたまたま最初に作ったユメカ一号が目に入ってびっくり。ユメカに書いた夢が本当に叶っていたのです。そこには「ユメカを広めること」と書いてありました。このカードを作った当初は社内のメンバー同士で交換する程度。こんなに多くの人が関わることになろうとは思いもしませんでした。


 それがこのカードを作ったあと、メンバーJさんが協働事業に応募。採用されて市や地域とタッグを組んで広めることになったのです。しかも、夢叶うカード「ユメカ」のネーミングにぴったりの「夢見ヶ崎」の地でスタートするなんて、偶然とはいえできすぎた展開です。メンバー一同、ここから本気エンジンがかかりました。会議を重ねながらユメカのデザインをイチから練り直し、ワークショップのプログラムを考え、チラシを制作して、小規模ながら一般の方を招いたワークショップを開催するところまでこぎつけました。

 

 ユメカ一号が誕生したあとも試作で何度か作り、心に浮かんだ夢を書きました。そのカードを見返して、これまたびっくり。ユメカに書いた後は、とくにその夢について意識はしていなかったのですが、本当に実現に向けて動き始めていました。


 メンバーEさんも、「ユメカに台湾で民宿をひらきたいって書いたら、数年間会っていなかった台湾の友人から久しぶりに連絡がきて、日本に遊びに来ることになったよ」と嬉しそうに報告してくれました。その友人とは先日再会できて、現地の最新事情をいろいろ聞けたとのこと。そのとき、台湾のIT企業で働いている人が一緒に来ていて、人脈も広がりました。大いに刺激を受けたそうで「プログラミングを勉強しようかな。日本にいながら台湾とつながることができるかもしれない」とワクワク。最初に思い描いた方法とは違う形で夢が叶ったりして、それもまたおもしろいものです。

 

 もちろん、夢の実現にユメカ効果があったかどうかは分かりません。それでも、自分の体験から感じたのは、夢というものは言葉にして伝えると実現が早くなるということ。ユメカに書くと、頭の上にピコンッと「夢アンテナ」が立って、今まで素通りしていた情報やモノ、人が自然に集まる……そんなイメージでしょうか。

さて、ユメカがこれからどんな方向に転がっていくのか。予想外の展開をワクワクドキドキしながら見守りたいと思っています。
 
☆こぼれ話
今回は市役所の地域支援課Fさんが参加してくださいました。Fさんがユメカに書いた夢は「幸区が世界幸福度ランキング1位になること」。世界一ってこれまたでっかい夢ですね~と笑いつつ、夢アンテナピコンッ。「夢叶う街、夢見ヶ崎」のキャッチフレーズで、その夢叶えましょう! 区役所の小さな一室で、でっかい夢が発芽しました(笑)。

親子が孤立しない場作り

2023年7月31日

夏休みの前半、講演会に参加した。タイトルは「障害のあるこどものことば・コミュニケーション発達支援」。講師の小野里美帆さんの言葉で、一番印象に残ったのは、「2次障害さえなければ、障害があってもけっこうハッピーに生きている人が多い」。
生まれもった障害よりむしろもっと大きな問題は、その後の環境や人間関係によるストレスによって起こる2次障害のほうかもしれない。2次障害を防ぐには、親をはじめ周囲が「ワールドに共感する」こと。一般的な常識とずれていても否定せず「おもしろいね!」と共感する。
我が子に障害があると診断されると、精神的に大きなダメージを抱える保護者が多い。ある保育士さんによると、障害と認定されなくてもクラスの半数ちかく発達が気になる子どもがいると言う。この時期の保護者にこそサポートが必要なのだけど、どこにも相談できず孤立してしまう親子もいる。まだ行政のシステムが十分とは言えないそうだ。
私が小さいころから身近にいるYさんは大人になってから発達に障害があることがわかった。理由はよく分からないが、おそらく2次障害のために、小学校のころから40歳を超える今も外に出ることが難しい。小さいころに親子が孤立しなければ、もっとサポートがあったらと強く感じる。ユメカのイベントには障害のある子を持つ親にも参加してほしい。親子が孤立しない場づくりをしたい。多様性を認める世の中のほうが、お互いにとって居心地がいいに決まっている。

強みを生かしてチームの勝利に貢献する

2023/08/21 

掃除をしようと新聞をビリビリ破いていたら、ふとある記事が目にとまった。早稲田大学ラグビー部元監督の中竹竜二さんの連載※。これまでの人生を振り返る内容で、引き込まれるように熟読した。日本オリンピック委員会のコーチ育成メンバーであり、経営リーダーを教育する会社のCEOでもある中竹さん。目標に向かってチームの一人ひとりが何をなすべきかを考え、主導的に動く組織へ導く。その手法が注目を集めた。早稲田大の監督時代は、自分の強みや弱み、こだわりは何か。プレーヤーとしてどんなスタイルを確立したいか。1対1の面談で質問し、チームの一人ひとりが個性を発揮できる道を引き出した。


注目を集めたその手法よりも何よりも、私が興味を持ったのは、逆境をプラスに変換する能力。転んでも決してタダでは起きないのである。たとえば、小学校のラグビークラブで足が遅かったためタックルを磨き、それが後に彼を助ける武器になる。高校のラグビー部で夢破れ、不完全燃焼の思いを原動力に早稲田大に進学。ヨーロッパに留学した時は完全アウェーの環境だったので、居場所を見つけようと地元のラグビーチームに入り、得意のタックルで貢献して地域になじむ。ついでに、この時の経験をベースに大学院の修士論文を完成させ、後に独自の教育プログラムに生かす。会社で希望の部署に行けなくても力を蓄えてチャンスをつかむ。このように一見困ったことも、中竹さんの手にかかれば、くるっと180度まわってラッキーなことに変身してしまう。その手腕は、おみごととしか言いようがない。

 

今まさに、アウェーまっただ中の私はこの記事で一つのヒントを得た。強みを愚直に繰り返すこと。それしかない。中竹さんのタックルは、私にとって何か。小さいころから磨いてきたものと言えば、やはり文章だ。今の現場で文章力は活かせないと思っていたが探せば何か方法があるかもしれない。やみくもに書くのではなく、試合の場で生かす。文章を書くことでチームの勝利に貢献するにはどうしたらいいのか。ライターとして個人プレーを得意としてきたが、もっと大きな夢を叶えるには、チームプレーを学ぶ必要がある。そんなことを考え始めた。


ちなみに、直接の面識はないものの中竹さんは高校の同級生である。新聞の写真を見て「あれ、この方どこかでお会いしたような、、」と目にとまった。「なかちゃん頑張っとるばい」と友人には聞いていたが 、この記事を読んで、まず人間的な魅力に惹かれた。北九人のあったかいハートと、かつ燃えるような情熱がある。ぜひいつかお会いしたいものである。

おっと、寄り道が長引いてすっかり掃除を忘れてた。


日本経済新聞2023年8月18日(金)「人間発見」日本一オーラのない監督⑤

第1回ゆめカフェ ×ハンドマッサージ

第1回ユメカワークショップ 8月26日(土)

夏の疲れを癒やすハンドマッサージ

 

●相手のいい所を発見する

20代のTさんとそのお母さんがユメカ作りに参加してくれました。Tさんがささっと下書きを終え隣のお母さんの用紙をのぞきこむと、ほとんど白紙のまま。何を書くべきか迷っている様子です。どうしましたかと声をかけると得意なことがないんです」とお母さん。いくつか質問して引きだそうとしましたが、なかなか前に進みません。
そこでTさんにふってみました。「お母さんのいいところって何だと思いますか?」。Tさんは少し考えて「やさしいところかな」。お母さんはそんなことないよ~と言いつつとても嬉しそうです。「あと、おもしろいところ」「そうだね、落語が好きだもん」「思いやりがあるところ」「そうかなあ~」。あっという間に空欄が埋まりました。

そのやりとりを見て、この感じいいな~と心がほっこりすると同時に、ユメカの新しい可能性を発見しました。名刺は初対面の人同士が交換するのが一般的ですが、職場や家族、友人などチームの仲間同士で作るのもいいかもしれない。毎日のように接していても、じつはお互いのことをよく知らないものだし、Tさん親子のように、意外と見えていない自分の良さを発見できるかもしれません。たとえば、企業の研修や学校の授業で活用できるプログラムを作ったらどうだろう。ユメカプロジェクトの方向性が少しずつ見えてきました。

 

●コレクションしたくなるユメカ

「モジャのをまだもらってない」。名刺交換タイムが終わりに近づいたころ、参加者の小学生が「モジャ」というニックネームの男性のところに駆け寄りました。たくさんコレクションしたくなる名刺にしようと、ゲームのヒーローカードのようなデザインにしたユメカ。その作戦がみごと成功したようです。

 

●作る過程も楽しむワークショップスタイル

友人同士で参加した小学生。最初は名刺より積み木遊びのほうに夢中でしたが、ワークシートを渡すと「何て書こうか」と話し合いながらあっという間に完成しました。意外だったのは、10枚綴りの名刺をカットする作業に熱中していたこと。他の参加者の分まできれいに仕上げてくれました。今までは、一般的な名刺屋さんと同様、受注して完成品を渡していましたが、ユメカの場合、お客さんが自分で作る過程も楽しむワークショップスタイルもいいなと実感しました。

 

●心も体もほぐれるハンドマッサージ

つばめ助産院直伝のハンドマッサージ講座。今回は、夏にぴったりの柑橘系、ハッカ、ラベンダーのアロマオイルを使いました。2人一組になって、肘から手先までじっくりもみほぐします。マッサージというと肩や全身というイメージがありますが、手だけでもこんなに気持ちいいんですね。手には胃や腸、腎臓、肝臓、肺など全身に通じるツボが集中しているのだそう。マッサージをする手のあったかさが伝わって、自然に心までほぐれていきます。講師の吉田奈美さんは、思春期のお子さんにも時々マッサージをするそうです。交流のきっかけを作るツールとしても◎。心地よい香りに包まれて、至福の時間でした。

 

 

☆良かったこと&今後の改善点
〈ユメカ〉
・40代の女性参加者は、名刺交換のときに相手が書いた文字が見えにくそうだった。小さい文字で書くと字が読みにくいので、ナビゲーターが「なるべく枠いっぱい大きめの字で書く」ことを伝える。または、項目数を減らして文字を大きく書けるようにする。
・ユメカの制作が間に合わず時間が伸びた。パソコンとプリンターを増やしてスタッフ2人体制にする。
・プリンターの発色が悪いところがあった。プリンターのメンテナンスが必要。プリンターをもっと軽量化する必要がある。
・フリーアンサーのコーナーは、限られた時間で思いつくのが難しそうだった。フリーアンサーの部分はなくして「マイブーム」にする。
・ダイアグラムはイチから自分で決めるのではなく、項目例のリストをつけたほうが良い。家事や仕事、趣味以外にやさしさ、おもしろさといった「性格」の項目があってもいいかも。
・プリンターの予備が必要。会場の印刷機、コンビニ印刷機でも対応可能なようにリハーサルする。スタッフの欠員が出たときのために複数で対応できるようにする。

〈運営〉
・最初に一人ずつ自己紹介をした。初対面の人の前で自己紹介をすると緊張する人がいた。自己紹介は、最後の名刺交換のときにして、ここでは「ユメカって何?」「どんないいことがある?」「今日の流れ」を簡単に説明するだけでよいかもしれない。
・ヒーリングヨガをするタイミングは、最初か交流会前か要検討。
・交流会にお茶タイムがあるのは良かった。スノーボールクッキーが好評。お菓子作りが好きな調理師、マコさんがカフェコーナーをサポートしたいと希望。
・オンライン参加が一名。名刺づくりをスムーズにするための方法を検討する必要がある。

 

〈広報〉
・集客は小学校や地元デイサービスにチラシを配る。来年度はイベントの中のひとつとして行うほうがよい。

 

〈ヒーリングヨガ〉
・肩甲骨をほぐすプログラムにしぼったのは良かった(バナナ、ボールだっこ、鳥のポーズ、プロペラ&くじゃく、ゆびさし、蝶の呼吸、しずかな時間)。しずかな時間の説明がよく分からなかった人がいたので、体の各部位を意識する方法(ボディスキャン)に変更する。
・ヒーリングヨガにハンドマッサージを加えるのはどうか。
・アロマ+音楽(ハワイの波の音)を入れる。

文章を書くコツ

文章を書くコツ

ライターという職業がら、たまに文章の書き方を教えてほしいと言われることがある。文章について特別な教育を受けたことはなく、コツのようなものも思いあたらないのだけど、どのようなことを考えて書いているのか、振り返ってみた。

 

誰に向けて書くのか定めよう、それが決まったら読者が興味を持つテーマを選ぼう、という話はよく耳にする。私自身は、ライターとして雑誌や広告の文章を書くときに、そのような事柄について考えたことはいまだかつて一度もない。文章を書くときに考えることはただ一つ。「自分が今何を読みたいか」ということである。

 

これか?いや違う、こっちか?いや違うといった具合で、自分の心にささる文章を自分の心に聞き、今の気持ちにぴたりとフィットする言葉を探し出す。その際、人のことは一切目に入らない。種明かしをすれば、ひたすら自己中心的な動機で文章を書いているというわけだ。

 

ついでに言えば、誤字脱字は多いし、文法もあやしいし、語尾を「ですます」か「である」に統一するといった最低限のルールすら守らない。なぜライターとして使っていただけるのか不思議で仕方がなかったが、今になって思うのは「自分が今読みたい文章」というのは、人も読みたい可能性が高い。そういえば、ヒット商品を生み出した人が「自分が欲しいものを作った」と話しているのを聞いたことがある。まずは自分がワクワク楽しみながら書くこと。それが、文章を書くうえで一番のコツと言えるのかもしれない。

オリジナル名刺「ユメカ」で つなぐ!ひろげる! Saiwai waiwai baseプロジェクト

オリジナル名刺「ユメカ」で
つなぐ!ひろげる!
Saiwai waiwai baseプロジェクト

 

『ハチドリのひとしずく』(辻信一監修/光文社)という絵本をご存じですか? 物語のテーマは、小さな力の大切さ。1人の100歩より100人の1歩が世界を変えることを教えてくれます。1人の力は小さくても、たくさん集まれば無限大のパワーになる。そう信じています。今回のプロジェクトでは、みんなでwaiwaiつながるワークショップを開催。人の輪をひろげるツールとして、オリジナル名刺「ユメカ」を作ります。