ゆめカフェ

夢叶うサードプレイス

2020-01-01から1年間の記事一覧

夢ファイルを公開することで「人と人のつながり」をつくる

夢見ヶ崎の夢ファイルは、もともと、ちょっとした思いつきで作ったものだ。 原画展やミニミュージカルで、おまけの展示として公開したあとは、 私のパソコンにデータとして保存しているだけだった。 自宅に保管しているパネルを眺めていて、ふと思った。 こ…

〈夢パワー〉の輪を広げる

まさ出版の3年計画 ブサの絵本を作り始めてから、まる2年が過ぎた。 これまでを振り返って、3年目の方針を確認することにした。 【1年目〈2018年〉】 まさ出版の日記① ブサの歴史旅えほん 「絵本作家になりたい」というあずの夢をカタチにした。 彼女が…

夢ってすぐそばにあるものなんだ

自分の夢は何かーーー。 夢を見失ってから、ずっと探し続けてきた。 あずの夢を叶える経験は、 泣いたり笑ったり怒ったり、かけがえがない時間だった。 でも、じゃあ自分の夢は何かと言われると、やっぱり分からない。 けっきょく、絵本作家の夢はあずのもの…

「次はおぬしが夢をかにゃえる番じゃ。」キャッチコピー誕生

あなたが 願いを かなえる番だ。 昨年夏、武蔵小杉駅に貼られていた劇団四季のミュージカル「アラジン」のポスター。 冒頭のキャッチコピーに目が釘付けになった。 アラジンがジーニーに、願いを叶えてもらう物語。 それは、物語の世界の話ではない。 「あな…

100の夢を集める「夢を叶えるワークショップ」

夢ヶ崎の夢ファイルは、10個から始まった。 どうせなら夢を100個集めたい。 何か夢が生まれたら、いつも「100本ノック」。 1個1個が小さくても、100個集まったら、何かカタチが見えてくる。 さらに、どうせなら区切りのいい3月までに集めたい…

夢見ヶ崎動物公園の動物がピンチ!身近なプラごみ問題

夢見ヶ崎動物公園で、フラミンゴを担当する女性飼育員さんから聞いた話。 フラミンゴの餌のことで、今とても困っているそうだ。 餌は、海外から輸入したプランクトン。 先日、届いたプランクトンのパッケージを開いてみて、びっくり。 なんと、プランクトン…

夢見ヶ崎から環境の大切さを発信しよう!プロジェクト

動物たちのふるさと、美しい海を守り伝えたい 夢見ヶ崎動物公園の取材を通して、興味深い事実を知りました。 それは、夢見ヶ崎が、地域一帯に自然を取り戻すシンボル的存在だったこと。 日吉郷土史会のIさんが、こんな話をしてくださいました。 「工業で栄え…

縄文時代から人が集う場だった夢見ヶ崎

「古墳の上に動物公園!?」。そもそもこの話を聞いたのが、夢見ヶ崎動物公園を舞台にした絵本『ふしぎにゃトンネル』を企画したきっかけです。 地域の歴史をテーマにしたストーリーを作ろうと考え、地元の郷土史会の方にお話を伺いました。そして、教えていた…

夢ファイルの種が生まれた日「ゆめみらい交流会」

(2019年6月27日まさ出版の日記①ブログより) 昨日夜、ゆめみらい交流会に出席し、今年度に開催する予定の絵本『ゆめみがさきのふしぎにゃとんねる』の原画展について、紹介させていただきました。 私の持ち時間2分(!)ということで、皆さんにはざっく…

column①テレビ番組をヒントに生まれた夢見ヶ崎歴史トリビア

プロデューサーIさんからアドバイスをいただいた。 歴史にはいろいろな説があって、確証が得られている事実も少ない。 後から推測した部分も多い。 だけど、もっと一般の人に分かりやすく、魅力的に伝えるには 簡潔な言葉で示したほうがいい。 文字数を思い…

スイミー原画展をヒントにした「夢パネル」

2020年2月1日のミニミュージカルでは、 夢ファイルをパネルにした「夢パネル」を展示しました。。 夢見ヶ崎に住む人たちの夢をアンケートであつめたものです。 このアイデアは、夏に行った「スイミー原画展」からヒントを得ました。 きっかけは、ちょっと…

レッサーパンダ

(取材当時は、レッサーパンダがいたのですが、亡くなって今はいないそうです) レッサーパンダ。 ①もともと標高の高い場所にすんでいる動物なので、相当な暑がり。ところがガラス張りの部屋なうえに日当たりがいいので、冷房のききが悪く、夏はたいていバテ…

しまうま

この1年の取材で夢見ヶ崎に関するおもしろい話をたくさん聞きました。歴史のことだけではなく、個性豊かな動物たちのこと。夢見ヶ崎動物公園には、とくに珍しい動物はいないのですが、 飼育員の方に聞くと、人間と同じ。おもしろいエピソードが盛りだくさん…

vol.13でっかいまぐろを一匹まるごとさばきたい【yuuji(小6)】

夢見ヶ崎動物公園のふもとに住む小6のyuujiくん。 yuujiくんは、アウトドア一家に育ち、その道の英才教育(!)を受けただけあって、 両親にもまさる立派なキャンプマスターと、ウワサには聞いていた。 ウツボもさばくし、薪わりはするし、 野生の木や植物…

CHAPTER3夢見ヶ崎の夢見るミニミュージカル  プロローグ

「絵本から育っていく夢」 小さな冊子として誕生した『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』は、大型絵本、紙芝居、ハードカバー版、マップ、駅の案内板、A3絵本……とさまざまなカタチになり、図書館や小学校、児童施設で見ることができます。さらに、朗読コ…

夢ファイル プロローグ

「次はおぬしが夢をかにゃえる番じゃ」 夢が叶う街、夢見ヶ崎。この地は夢がかなうところ。今度は、あなたが埋もれていた夢を掘り起こし、叶える番です。このブログでは、夢見ヶ崎に住む人や夢見ヶ崎にかかわりがある人を中心に、叶えたい夢を集めた「夢ファ…

CHAPTER2夢が叶う街、夢見ヶ崎「ひとりの主婦が絵本作家になる夢をかなえた物語」プロローグ

「絵本制作の裏舞台」 ここでは、絵本を制作した約1年半の舞台うらを紹介します。絵本のイラストを担当したあずは、3人の子どもを育てながらパートの仕事をする主婦です。絵本作家になりたいという夢を持ちながら、育児や仕事に追われ、20年間、絵筆を握…

CHAPTER1夢見ヶ崎歴史トリビア プロローグ

「物語の背景」 地域の歴史をテーマにした絵本『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』。夢見ヶ崎動物公園にすむ猫・ブサといっしょに、縄文時代までさかのぼって、タイムトリップする物語です。CHAPTER1では、夢見ヶ崎の歴史トリビアをご紹介します。時代と…

『ゆめみがさきのふしぎにゃトンネル』ミニミュージカル台本(シナリオ/塩田佳史)

イントロ(ムーのテーマ曲)2分 あーなんか面白いこと、ないかなあー(不満顔で) 学校でも家でも、勉強ばかりでつまんないんだよなー 一日中ゲームして、テレビ見ていたいのになあ。家じゃママにガミガミ言われてばかりだし、、、 なんか、こう面白いこと…

vol.12 「縁側」のように気軽に集える場をつくりたい【nanten(デザイナー)】

変化のめまぐるしい昨今、 サービスだとか場所が足りていないのはどこかな、と。 こんなスペースがあったらいいな、というラフな感じですが… 私が一人暮らしで、自宅での仕事という環境上、 特定の人としか会わない生活を送っているのですが、笑。 一人暮ら…

vol.11 夢を叶えるミニミュージカルの輪を広げたい【塩田珠希(ダンサー)】

夢見ヶ崎の夢見るミニミュージカルシリーズを、地元のこどもたち幅広い方に是非見て頂けたらなぁと、いう夢があります。 夢見ヶ崎をはじめ、川崎の保育園や幼稚園、父母会のイベントに是非読んでいただけたら、地元が舞台のおはなし、家族劇団でわくわくした…

【絵本誕生秘話vol.10】この地は夢がかなうところ、の巻

夢をかなえるためには、人と人がつながって、連携の輪を広げることが大切と、前のvol.9で書いたが、この地には、すでに地域の輪をひろげる場がある。 絵本プロジェクトと同じ年に立ち上がった、「~つながる ひろがる~ゆめみらい交流会」。幸区役所が…

【誕生秘話vol.9】夢をかなえるための秘訣、の巻

絵と文さえ仕上げれば、絵本は完成したも同然と思っていたけれど、ゴールの目前に一番大きなハードルが残っていようとは……。 絵本の制作期間は、企画の段階を含めると、およそ一年半。振り返ってみると、この間に数々の難関があったが、もっとも大変だったの…

【絵本誕生秘話vol.8】常識よりワクワクするほうを選ぶ、の巻

絵本のストーリーのなかで、もっとも大きな見せ場は、縄文時代、このあたり一帯が海だったという場面。このシーンを「最初」にもってくるか、「最後」にもってくるか。意見がまっぷたつに分かれた。 あずの描いた絵コンテでは、海のシーンが最後に登場する。…

【誕生秘話vol.7】ストーリーづくりでドツボにはまる、の巻

プロジェクトのメンバーと話し合ったのは、絵本をどんな人に読んでもらいたいか。ターゲットは、幼稚園、保育園、小学校低学年くらいまでの子供とその保護者。小さな子供でも理解しやすいように、テンポよく読めるように、短い文章にする。 しかし、ストーリ…

【絵本誕生秘話vol.6】新キャラクター初夢に登場する、の巻

初夢に、絵本の表紙が出てきたの――。保育園の帰り道、あずがつぶやいた。「それも、どこかで実際に見た映像じゃないかって思うくらい、はっきりとね。夢から覚めても鮮明に覚えてる」。「それどんな絵?」「忘れないうちにスケッチするよ」。 それから3日後…

【絵本誕生秘話vol.5】武蔵小杉の小さな公園から大きなヒントを得る、の巻

そもそもなぜ夢見ヶ崎動物公園の絵本をつくることになったのか、というハナシ。 じつは、幸区のプロジェクトがスタートした当時、「絵本」をつくるという発想はなく、地域の施設を紹介する「パンフレット」をつくる予定だった。 パンフレットの構成を企画書…

【絵本誕生秘話vol.4】ふつうの主婦が絵本作家になる夢をかなえる、の巻

「あずちゃんのことを紹介したいから、プロフィール文を考えてくれない?」「そうねえ……、パート勤めのふつうの主婦って書いといて(^^♪」。 この絵本の作者であり、絵も担当したあずは、表に出るのが苦手なタイプ。「あず」というペンネームも、本名を明かさ…

【絵本誕生秘話vol.3】プロジェクト開始早々につまずく、の巻

地域の歴史をテーマにした物語をつくる。そのためには、時代とともにどんなふうに形を変えてきたのか、時系列で知る必要がある。 この歴史調査で、しょっぱなからつまずいた。なにしろ、これまで家と職場を往復するだけの生活で、地域のことをまるで知らない…

【絵本誕生秘話vol.2】地域の歴史をテーマにする、の巻

夢見ヶ崎動物公園を舞台にした絵本を制作するにあたって、まず思い浮かべたのが、ニューヨークの動物園を舞台にしたテレビアニメ『ペンギンズ』。個性豊かな動物たちが繰り広げるコメディータッチのファンタジーだ。このストーリーのように、夢見ヶ崎動物公…